[2011年08月29日]

我去れば鶏頭も去りゆきにけり

松本たかし(1906~56)

鶏頭(けいとう)が秋の季語。鶏頭花、槍鶏頭、韓藍も同意の季語です。
お花畑の中で一段と目立つのが鶏頭です。鶏のとさかのように深紅の花を咲かせます。
ヒユ科の1年草。インドの熱帯地方が原産地。花の色、形が雄鶏のとさかに似ているところからこの名前が付けられました。花の色には赤が普通ですが、紅、黄、白などもあり、花の形から扇、箒、槍、房、ちゃぼ、紐鶏頭などがあります。高さは1メートル以上になります。
この句の作者は鶏頭のかたわらに佇んでいて秋の日ざしを受けた鶏頭に見入っていました。やがてそこを離れようとして二三歩、振り返ると鶏頭もまた自ら歩み去って行くように感じました。離別の情を花に託しているように見えますね。
作者まつもと・たかしの紹介は、2005年4月18日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・「アイリーン」は熱帯性低気圧になりました。さて、台風11,12号はどうでしょうか。

投稿者 m-staff : 2011年08月29日 09:24

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