[2011年09月10日]

流寓のながきに過ぐる鰯雲

上田五千石(1933~97)

鰯雲(いわしぐも)が秋の季語。鱗雲(うろこぐも)、鯖雲(さばぐも)も同意の季語です。
暑い暑いといっている間に、爽やかに鰯雲が現れました。秋の高い空は見ていても飽きませんね。鰯雲は、巻積雲の俗称で、この雲が現れると鰯が大漁になると言い伝えられてきました。鰯雲が現れるのは低気圧が近づくときですから、鰯は天気の異変を予感して動きが活発になるのかも知れません。漁師によると、確かに嵐の前は鰯がよく取れるそうで、漁に夢中になっていて嵐に巻き込まれることもあると言います。
この句は、1968(昭和43)年刊行の句集「田園」に所収されています。「流寓(りゅうぐう)」は、「流浪して他国に住む」と言う意味があります。ちなみに作者は、東京生まれ。生地から離れての人生もまた良きかなと感じる一句です。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月19日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」講談社文庫、1993年刊)
・野田内閣の鉢呂経済産業相は、失言だらけ、大臣不適格者。いずれ退任が必至。野田内閣のアキレス腱。

投稿者 m-staff : 2011年09月10日 09:28

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