[2011年09月11日]

命惜しむ如葉生姜を買ひて提ぐ

石田波郷(1913~69)

葉生姜が秋の季語。生姜、はじかみ、新生姜も同意の季語です。
生姜は、秋になると根に薄い黄色の新根が出て、その節から茎を直立して茗荷に似た葉をつけます。7月ごろ採ったのは新生姜で普通は秋に収穫します。香りが高く辛味が強く、清新で気持ちの良い香辛料として喜ばれます。根生姜を干したものは古(ひね)生姜といって一年中使われます。舌をやくような辛味は昔から「はじかみ」と言われてきました。漬物や薬用にも使われます。
今日は、生姜市。9月11日から21日まで行われるのでだらだら祭りと呼ばれてきました。東京の芝神明町にある芝大神宮のお祭りで生姜を売ります。芝神明祭りとも言います。この句はその祭で葉生姜を買って大事そうに家へ帰る、生姜を生涯に例え自らの命を大事にする気持ちが伝わってくるようですね。
今晩は待宵月。
作者いしだ・はきょうの紹介は、2005年2月13日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・9月4日のこの欄で野田新内閣に必ず失言者が出ると予測しました。鉢呂さん9日間の大臣、お疲れ様。まだまだ失言者が出るような予感がします。

投稿者 m-staff : 2011年09月11日 09:52

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