[2011年09月19日]

われ黙り人はなしかく赤のまま

星野立子(1903~84)

赤のままが秋の季語。赤のまんま、赤まんま、犬蓼(いぬたで)も同意の季語です。
この花は、道端や野原などいたるところに咲いています。親しみやすい花ですね。タデ科の1年草。草の丈は20~30センチほど。8月ごろから紅紫色の小粒の花をたくさんつけます。粒粒の花を赤飯に見立てて昔の子どもたちはままごと遊びに欠かせない道具でした。花の色は9月から10月になって鮮やかになり、秋の深まりとともに草も紅葉になります。
この句は、そのような赤のままが饒舌と沈黙の対比を呼び起こしているかに見えます。女性同士の対話の冴えが見られます。
今日は、敬老の日。毎年、記念日が変わるのもどうしたものでしょうね。
作者うさみ・ぎょもくの紹介は、2006年6月21日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・昨日から連れ合いは軽井沢へ。静かなものです。

投稿者 m-staff : 2011年09月19日 09:59

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