[2011年09月21日]

めぐりくる秋の日ざしに子の忌あり

松村蒼石(1887~1982)

秋の日ざしが秋の季語。秋の日、秋日影、秋日向なども同意の季語です。
秋になったからといって日の照りは直ぐには弱くなりません。夏の暑さを引きずっています。秋の日は、どことなく空気が澄んでしんとした気配がただよっていて、日暮れが徐々に早くなってきます。
お彼岸にはぴったりの句ですね。親より先に亡くなった子どもの忌日は、何時になっても親にとっては辛いところです。この気持ちは親にならなければなかなか分からないと思います。わたしにも息子がふたりいて常日頃元気でいてほしいと願っています。毎年めぐってくる秋の日ざしの中に子どもへの深い思いがよみがえってきます。
作者まつむら・そうせきの紹介は、2006年9月23日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・台風15号が猛威をふるっています。どうぞお気をつけてください。

投稿者 m-staff : 2011年09月21日 10:00

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