[2011年09月25日]

城址とはゑのころ草の井戸一つ

西本一都(1905~91)

ゑのころ草が秋の季語。ゑのこ草、犬子草、狗尾草、猫じゃらしが同意の季語です。
どこにでも見られます。イネ科の1年草。一般には猫じゃらしといわれ夏から秋にでる穂が栗の穂のようで垂れて揺れています。この穂が子犬の尾や子犬に似ていることから狗尾草と呼び、また、それで猫をじゃれさせたことから猫じゃらしと呼ぶようになりました。
この句は、どこの城跡でしょうね。井戸しか残っていなくて、お城跡の井戸のそばには、ゑのころ草(狗尾草)が一杯咲いていると言う野趣あふれる仕立てになっています。
作者にしもと・いっとの紹介は、2007年1月29日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・城址はどこもがらんとしてつわものどもの夢の後ですね。

投稿者 m-staff : 2011年09月25日 13:13

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