[2011年09月28日]

秋蝶の己無力に農一途

小出秋光(1926~2006)

秋蝶が秋の季語。秋の蝶も同意の季語です。
蝶は一年中見られますが、秋に見られるものを特に秋の蝶と呼んでいます。力なく弱弱しく飛ぶのでそれを特に秋の蝶と呼びます。盛りを過ぎた名残の悲しさが良く現れています。
この句は、昭和44年刊行の第一句集「つちくれ」に所収されています。そのあとがきには、「大地―それは万物を生みなす母胎、永劫の歴史を秘め聖なる生命を保ち続けて静かに息づいている。そのささやかな一粒の土くれの中にも、又人間の哀歓が生きているのだ。」と記しています。
「己(おのれ)無力に」農夫として農一途の人生に秋の蝶を合わせて哀歓を深く感じさせます。
作者こいで・しゅうこうの紹介は、2005年5月3日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」邑書林、1996年刊)
・アメリカンリーグのワイルドカードは、レッドソックスとレイズの争い。緊迫しています。

投稿者 m-staff : 2011年09月28日 09:47

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