[2011年09月29日]

秋雲を空がちぎつてをりにけり

後藤比奈夫

秋雲(しゅううん、あきぐも)が秋の季語。秋の雲も同意の季語です。
秋は、鰯雲や鯖雲のような絹積雲が多く、高い空に秋らしいさびしい、郷愁をそそるようなところがあります。澄んだ空に幾重にも高くかかる雲で、絶えず現れては消えてゆきます。
この句は、何も言っていないように見えます。ところが、空がまるでちぎったように、次から次へと形を変えて、まことに変幻自在の様子は楽しく映ります。ベランダから見える富士山がその様子を見ているようです。今日はぼんやりと富士山が顔を出しています。
作者ごとう・ひなおの紹介は、2005年3月23日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」邑書林、1996年刊)
・今日でイチローと松井のシーズンは終り。寂しいね。

投稿者 m-staff : 2011年09月29日 09:15

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