[2011年10月10日]

入相や霧になりゆく一つづつ

黒柳召波(1727~1771)

霧が秋の季語。
入相(いりあい)は、入相の鐘の略。入相は、そこに住む人たちの共同の運用益を得る場所。
この句は、秋の夕暮れになって、お寺でつく鐘の音が霧になって一突きごとに霧を深くしてゆくと詠っています。霧の音の響きが霧へと変化してゆくという豊かな表現が興趣をそそりますね。
霧は春と秋に見られる現象で古くは春秋ともに「霞」「霧」を併用していましたが、平安時代以降、春は「霞」秋は「霧」と区別するようになりました。霧は日本各地で見られますが、やはりもっとも多いのは秋のようですね。
作者は蕪村の高弟。
今日は体育の日。各地で運動会が開かれる日ですね。
作者くろやなぎ・しょうはの紹介は、2010年11月21日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・ア・リーグ優勝決定第1戦は、斉藤好投、ブルワーズがカージナルスに勝ちました。短期決戦は第2戦がカギ。これまでは、第2戦をモノにしたものが必ず勝ちあがっています。

投稿者 m-staff : 2011年10月10日 10:04

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3767