[2011年10月14日]

湖の波寄せて音なし草紅葉

深見けん二

草紅葉が秋の季語。草の紅葉、草の錦、色づく草なども同意の季語です。
秋の深まりとともに草の色づく姿で、名前の良く知らない草たちが祝祭を行っているようです。全体には小さく地味で目立たない存在ですが、荒れた寂しさの哀れさをも見せています。草紅葉は古くは草の錦と呼びました。霜が降りはじめるころの冷え冷えとした空気を伝える季語でもあります。
この句は、どこかの湖(うみ)の岸辺に生えている草が紅葉を始めている様子が伝わってきます。わたしは4年前、実際にこの光景と同じ、諏訪湖で見た草紅葉を思い出しました。湖の波は船が通り過ぎたときには音がしますね。
作者は高浜虚子晩年の愛弟子。
作者ふかみ・けんじの紹介は、2008年1月8日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・ア・リーグとナ・リーグの優勝決定戦は、いまや佳境。もうすぐ代表が決まります。レンジャーズとカージナルスでのワールドシリーズになると予想します。

投稿者 m-staff : 2011年10月14日 10:13

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