[2011年11月04日]

伸びてきし落穂拾ひの影法師

軽部烏頭子(1891~1963)

落穂拾ひが秋の季語。落穂も同意の季語です。
秋になって、稲を刈り取ったあとの田や畦に落ちている稲穂のことを言います。昔は、貧しい人や稲刈りを手伝ってくれた人に落穂を与える風習が各地にありました。また、あぜ道や田圃では老人や女、子どもが落穂を拾う風景が見られました。しかしながら今ではそれも昔語りになりました。捨てられたままの落穂を見かけます。私の住んでいるあたりでは、柿や蜜柑が木にたわわになっていてもそのままにしているのをよく見かけます。画家ミレーに「落穂拾い」がありますが、あれは麦です。
この句は、見たものをそのまま句に仕立てています。いい風景ですね。与謝蕪村に名句があります。
落穂拾ひ日あたる方へあゆみ行く  蕪村
作者かるべ・うとうしの紹介は、2008年2月17日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・東電は福島第一原発2号機で一度発表した「臨界」を否定して核分裂が散発と報道しました。何をやっているのか不信感で一杯です。炉内の様子がわからない状態がまだまだ続きますね。

投稿者 m-staff : 2011年11月04日 09:30

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