[2011年11月07日]

海荒れのまま暮れわたる秋思かな

村田 脩(1928~2010)

秋思(しゅうし)が秋の季語。秋懐、傷秋、秋容、秋あはれ、秋さびしなども同意の季語です。
秋のころに、心に感じ思うこと。今年は、とりわけ東日本大震災での忌まわしい数々の出来事が思い浮かびます。
古くから「もののあはれは秋こそまされ」と言い、「心づくしの秋」と言います。秋は、人に物思いの限りを尽くさせ、人生の寂しさ人間存在の哀れさにひとしお感ずることが多い季節です。心のゆらめきを感ずることが「秋思」で「秋懐」も同じ。「傷秋」には秋の訪れを傷む気持ちがあります。
この句の「海荒れ」には、自然の営みと人生の荒廃を重ねているようにうかがわれます。
作者むらた・おさむの紹介は、2007年6月25日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・セリーグは中日ドラゴンズが優勝。それにしても落合野球は面白くない。なぜかしら? 勝負に固執する余りに野球がせこいという印象。秋山野球を応援しよう。

投稿者 m-staff : 2011年11月07日 09:38

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