[2011年11月09日]
空狭き都に住むや神無月
夏目漱石(1867~1916)
神無月(かんなづき)が冬の季語。時雨月、神有月、神去り月、初霜月、はみな月なども同意の季語です。
陰暦10月の異称でこの月に八百万の神々が出雲大社に出かけて留守になるのでこの名前ができたと言う説があります。もとは新しい穀物より酒を醸成月(かもなしづき)の意味とか、葉がみな散ったという「葉みな月」や九は極数なので十月は上無月、雷無月とする説など諸説紛々です。神々は男女の縁を結ぶ相談をしていると考えられました。出雲では逆にこの月は神有月となります。
この句は、神々が出雲に出かけて都の空が狭くなったとユーモアにあふれた表現をしています。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・18年前に胆石で内視鏡手術をしたことがあります。オリンパスの機器を使ったかどうか思い出せませんが、技術が優秀でも経営は無残、どうなっているのでしょうね。
投稿者 m-staff : 2011年11月09日 09:36
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