[2011年11月10日]

折りもてるものをかざして時雨けり

富安風生(1885~1979)

時雨(しぐれ)が冬の季語。朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨、北時雨、北山時雨、横時雨、片時雨、月時雨、山めぐり、さんさ時雨など多数の同意の季語があります。
時雨は、晩秋や冬の頃の雨で、さっと降ってはさっと上ります。それは北西の季節風が山地に当って吹き上げると空気が冷えて雲を作り、雨を降らせます。したがって山地や山沿いの地域に多く発生します。
この句では、どのようなものを手に折ったかは分かりません。きっと作者が野や山で出会った時雨で、枯れた枝に実をつけたものか返り花をつけたものでしょう。それを一枝もって歩いていると時雨が降りかかってきました。その枝で雨をよけることはできませんが、ふいと頭にかざしながら歩いている様子がうかがえますね。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・アメリカは自国の財政や雇用問題できりきり舞い。その余波がTPP問題に現れ環太平洋諸国を巻き込もうとしています。日本はアメリカの盟友たらんとすれば参加せざるを得ないでしょうね。

投稿者 m-staff : 2011年11月10日 10:13

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