[2011年11月17日]

石蕗咲くや心魅かるる人とゐて

清崎敏郎(1922~99)

石蕗(つわ)咲くが冬の季語。石蕗の花、いしぶきも同意の季語です。
10月になってからあちらこちらで見かけます。寒い地方にはなく、暖地の海沿いに見られます。以前、鎌倉五山のひとつ浄智寺で見た石蕗の黄色い花が見事でした。
キク科の多年草で、日蔭でも良く育つので庭園の下草として植えられています。形は蕗に似ていますが、葉は光沢があり、濃い緑が美しく見えます。花は葉よりも高く、菊に似た鮮やかな黄色の花を車輪のように並べています。
同じ作者に次の句があります。
石蕗の花つき出してをる日向かな  敏郎
この句は、石蕗の花を艶麗に捉えています。冬の厳しい季節のほっとする瞬間に恋人と並んで花を見ている情景が浮んできます。茶室からでしょうか、庭からでしょうか。艶ですね。
作者きよさき・としおの紹介は、2006年3月16日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」講談社文庫、1993年刊)
・ソフトバンク・ホークスが2勝2敗に持ち込みました。今日勝てば俄然有利になります。ただし、2戦目に勝ったところが有利と言うジンクスもあります。面白い。

投稿者 m-staff : 2011年11月17日 10:09

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