[2011年11月28日]

枯菊を刈らんと思ひつつ今日も

西島麦南(1895~1981)

枯菊が冬の季語。菊枯る、枯菊焚くも同意の季語です。
秋にはいっせいに花を咲かせた菊も雨が降ったり霜が降りたりすると、花や葉が枯れて哀れな姿になってしまいます。その姿を枯菊と言います。枯れた菊を燃やすと菊の香がしますね。
菊は我が国を代表する花、園芸用にいろいろな品種があり、大きな菊や小さな菊まで秋には華やかに彩ります。その菊が枯れた様子はまことに哀れを催します。
この句は、庭のまだ刈っていない枯れた菊を思い至る作者の気持ちに暖かさを感じます。
同じ作者に次の句があります。
枯菊の香愛しともむなしとも  麦南
わたしの枯菊の句。投げ込み寺で知られている東京・南千住の浄閑寺にて。
枯菊や身を寄せ合つて墓の列  風伯
作者にしじま・ばくなんの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・大阪のダブル選挙は既成政党の惨敗。この新しい波は全国に広がりそうです。

投稿者 m-staff : 2011年11月28日 10:15

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