[2011年12月02日]

戯曲よむ冬夜の食器漬けしまま

杉田久女(1890~1946)

冬夜が冬の季語。冬の夜、寒夜(かんや)、夜半の冬も同意の季語です。
冬になると日が短い反面、夜が長く感じます。外には出かけずに夜長を火のそばで過ごします。暖炉、炉、炬燵、ストーブなどの火のそばで暖まりながら長い夜を過ごします。夜の更けるのも早く寒さが一段と厳しくなってきますね。
この句は、作者が夕食後に台所の食器を洗わずに読書にふけっている様子がうかがわれます。まるで戯曲本のページをめくる音まで聞こえてくるようですね。どのような戯曲を読んでいるかはわかりません。シェークスピアものでしたら怖いですね。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005を年1月26日参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・今年の流行語大賞は「なでしこジャパン」。3・11では色んなことばが誕生しましたね。来年は何が流行るのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2011年12月02日 09:43

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