[2011年12月11日]

棚吊ればすぐ物が載り十二月

岡本差知子(1908~2003)

十二月が冬の季語。
人と逢えばすぐに「いよいよ12月になりましたね。」という時候の挨拶よりも生活に根ざした挨拶が感じられる季節になりました。年末ジャンボ宝くじも好調に売れているようです。
初旬、中旬、下旬とこの1ヵ月はまことにあわただしく過ぎてゆきます。陰暦で言う師走という言葉もあっけらかんとしていますね。12月という言葉には意外とさっぱりした語感があります。
この句もなんとなく家の中に棚を吊っても直ぐに荷物で埋まってしまうと詠っています。12月は、さもありなんの心境になるから不思議です。部屋の中に散らかっている物の整理をしたくなる月ですね。
作者おかもと・さちこの紹介は、2010年6月23日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・今朝は素晴しい天気。寒いけれど清清しく感じます。

投稿者 m-staff : 2011年12月11日 10:32

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