[2011年12月15日]

畑大根皆肩出して月浴びぬ

川端茅舎(1897~1941)

畑大根(はただいこ)が冬の季語。大根、おほね、すずしろ、赤大根、大根畑、大根汁(だいこじる)、大根おろしなども同意の季語です。
毎日、大根畑を散歩しています。三浦大根の本場ですが、いま多く作られているのは青首大根がほとんどです。冬場の大根は一番おいしく、この時期は正月用に使用されるのを待っています。
大根は100を超える栽培品種の多さ、生産高、大きさ、味の良さなど野菜のトップを占めています。おでん、風呂吹き、漬物、おろし、なます、味噌汁の中など、大根は和食の王様です。
この句は、見たそのままを詠っています。月光を浴びた大根畑に様子が伝わってきます。読みは「畑大根(はただいこ)」です。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・定年が60歳から65歳へ延長。しんどいことです。

投稿者 m-staff : 2011年12月15日 09:48

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