[2011年12月19日]

冬薔薇墓碑に刻みし齢若く

京極杜藻(1894~1985)

冬薔薇(ふゆそうび)が冬の季語。冬の薔薇、寒薔薇も同意の季語です。
冬になって特別に咲く薔薇の品種を言うのではなく、普通に咲いている薔薇が冬になっても名残の花が咲いている様子を言います。葉が落ちたあとに花を咲かせている哀れさや健気さが惹きつけられますね。
荒々しい冬の景色の中で咲いている薔薇。咲き誇っている花とは違って単色の世界ではとても印象に残ります。凛々しさを感じます。
この句は、「齢(とし)」若くして亡くなった方の墓碑銘が冬の薔薇と対比して鮮やかな時を刻んでいます。月日が茫々と過ぎてゆきます。
作者きょうごく・とそうの紹介は、2005年11月23日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・今週は年賀状を出して、大掃除に取り掛かります。今年もあと12日。

投稿者 m-staff : 2011年12月19日 09:44

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3841