[2012年01月12日]

網捌く伊勢海老に手を触れしめず

右城暮石(1899~1995)

伊勢海老が新年の季語。鎌倉海老も同意の季語です。
いまは冷凍システムが発達して1年中食べることが出来ます。
伊勢海老は日本海ではとれず、太平洋側にだけ居ます。三重県の伊勢で取れるので伊勢海老と呼ばれます。鎌倉で多く取れるので鎌倉海老とも呼ばれます。夏に産卵し、孵化した後は1月から1月半で生育します。海岸近くの岩にいて、夜に活動します。そこで、漁師は刺し網を岩の間に沈め、早朝に引き上げて捉えます。正月のお飾りや祝いの料理に使います。形も味も彩にもすぐれているのでいろいろな食べ方があります。
この句は、網を捌(さば)くときに、伊勢海老の角が折れやすいので安易に折ってしまわないように細心の気遣いが必要と詠っています。
作者うしろ・ぼせきの紹介は、2006年10月30日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・昨日で大震災から10ヵ月目。今年一番の寒さ。

投稿者 m-staff : 2012年01月12日 10:15

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