[2012年01月16日]

薮入の帰れば母の灯しけり

篠原温亭(1872~1926)

薮入(やぶいり)が新年の季語。養父入(やぶいり)、里下り、宿下りなども同意の季語です。
今では余り見かけなくなった風習ですね。1月16日に使用人たちが一日仕事を休んで生家へ帰ることや自由に外出することを言います。7月16日も薮入りですが、これは後の薮入りと言っています。昔、奉公人の公休日は、正月と盆しかなく、奉公人にとっては最も心が躍る日でした。家を出ている人はこの日に生家に帰り、両親に会い、家々の祖先を祭る日であり、単なる慰労休暇ではありませんでした。
この句は、そのような情景を「母の灯す」と表現していますね。愛情溢れる光景です。
作者しのはら・おんてい紹介は、2007年3月15日を参照。
(出典:篠原温亭著「温亭句集」民友社、昭和2年刊)
・大学入試センター試験が終わりました。事務方のミスが受験生の不利益にならないように文部科学省は配慮すべきです。

投稿者 m-staff : 2012年01月16日 09:51

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