[2012年01月27日]

着ぶくれて見かへる時の富士かしぐ

皆吉爽雨(1902~83)

着ぶくれ(膨)が冬の季語。
電車やバスに乗り、座席で着膨れている人の隣に座るとこちらも着膨れていますから息苦しくなりますね。
寒い、寒いと着るものを重ねて、衣類を1枚ずつ着込んで行くと体型が丸く膨らんできます。重ね着と言うとなにやら慎ましく感じますが、着膨れは見た目にユーモラスでおかしく感じますね。
この句は、着膨れている作者が不意に振り返って富士山を見るとあらら傾いて見えたという、日常の1ページを句に表しています。
作者みなよし・そううの紹介は、2005年4月30日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・寒雀がベランダに現れました。寒そうですが、元気に見えます。

投稿者 m-staff : 2012年01月27日 10:47

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