[2012年02月09日]

春めくと雲に舞ふ陽に旅つげり

飯田龍太(1902~2007)

春めくが春の季語。春動く、春兆すも同意の季語です。
この時期は寒のもどりを繰り返しながら、少しずつ春らしい日が多くなりますね。暖かい日を望むこころは、日の光、温度、風、草の芽など、万物に訪れる小さな変化に敏感に反応します。春めいてきたことを感じるこころはそれまでの緊張感が薄れてきます。
この句は、春めいてきて、陽の光が雲に舞うように見えるときこそ新たな旅立ちの季節と詠っています。春らしくなって、気分が明るく爽快になっている作者の高揚感が伝わってきますね。「旅つげり」がよく効いています。
作者いいだ・りゅうたの紹介は、2005年1月31日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・今朝は富士山、相模湾がくっきりと浮かんでいます。寒暖の差が大きい季節です。風邪を召さぬように。

投稿者 m-staff : 2012年02月09日 10:00

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