[2012年02月11日]

がらがらと林鳴るなり建国祭

大牧 広

建国祭が春の季語。建国記念日、建国の日、紀元節、梅花節なども同意の季語です。
戦前は、紀元節と呼ばれました。四方拝、天長節、明治節と並んで四大節として祝いました。紀元節は、「日本書紀」の神武天皇が橿原の宮に即位の日、すなわち神武紀元元年正月一日を太陽暦に換算した日と言われています。今年は皇紀2672年と言われています。
この句の「林ががらがらと鳴る」という表現ははじめて目にしました。どのような状況なのでしょうね。春先は冬と春の気候のせめぎあいでとにかく風の強い日が続きます。ごうごうと空が鳴っている日が続きます。心穏やかとはゆきません。そのような状況と建国祭が妙に呼応しています。この国の行き先を暗示していますね。
作者おおまき・ひろしの紹介は、2009年5月2日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記(第2版)」雄山閣、2003年刊)
・今日で東日本大震災から11ヶ月目。午後2時46分に被災地でサイレンが鳴り、黙祷が行われます。合掌。

投稿者 m-staff : 2012年02月11日 10:16

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