[2012年02月12日]

白き皿に絵の具を溶けば春浅し

夏目漱石(1867~1916)

春浅しが春の季語。浅き春、浅春、春淡しなども同意の季語です。
早春と似通った季語です。春になってまだ日が浅いころを言います。いまだ天地の春色が整わず、木の芽、草の芽が十分に伸びださない時期を言います。
西行は次のように詠っています。
春浅きすずのまがきに風冴えてまだ雪消えぬ信楽の里
この季語は江戸期の歳時記には見られず、明治時代になり、その用例が見られるようになりました。
この句は、絵を描くために、真っ白な皿に絵の具を溶かして準備している光景と「春浅し」の季語がよく効いています。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・ジョン・アーヴィングの大作「オウエンのために祈りを」(1999年刊、新潮社)を読破。「ヨハネの福音書」に匹敵する作品と言われています。アメリカ大統領選挙での「保守派」やアングロサクソンが何を考えているかを教えてくれます。素晴しい作家ですね。

投稿者 m-staff : 2012年02月12日 10:12

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