[2012年02月16日]

綿雪やしづかに時間舞ひはじむ

森 澄雄(1919~2010)

綿雪が春の季語。淡雪、牡丹雪、かたびら雪、だんびら雪なども同意の季語です。
私の住んでいる横須賀の西側では、もう何度も初雪かなという場面に立ち会いましたが、本格的に雪にはならずに済んでいます。
綿雪や淡雪は、降ったかと思うと、はかなく消えて行く春の雪のおもむきが季語になりました。雪は場所を選んで降りません。あらゆるところに降ります。次から次へと融けて行く淡雪を眺めて時間の過ぎるのを忘れます。
この句のポイントは「時間」ですね。時間が静かに舞っているという上手い表現にしびれました。
作者もり・すみおの紹介は、2005年2月22日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・北海道では地吹雪。その様子は経験したものでなければわかりません。ものすごいの一言。じっと耐えるしかありません。

投稿者 m-staff : 2012年02月16日 10:17

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