[2012年02月26日]

模糊として男旅する薄氷

長谷川久々子

薄氷(うすごおり)が春の季語。薄氷(うすらい)、春の氷、残る氷も同意の季語です。
春めいてきて、氷がもう張ることは無いだろうと思っているころに寒さがぶりかえし、水溜りや池などに風が吹くと揺れ動くような氷の張ることがあります。薄氷の下では萌え始めた水草や柔らかな緑が見え始めています。
この句は、男の心理状態を良く捉えていますね。春になると男はむずむずとして外へ出かけたくなるものです。なぜ男は旅をしたがるのか、女性から見て不可解で、模糊としていることでしょうね。これは春先にの薄氷みたいなものと作者は捉えています。さもありなむですね。
今日は、76回目の「2・26」。事件後は、一気に軍部の支配力が加速しました。
作者はせがわ・くぐしの紹介は、2009年7月19日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・東京マラソンの川内君、残念。アフリカ勢が強いね。

投稿者 m-staff : 2012年02月26日 11:52

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