[2012年02月28日]

囀やあはれなるほど喉ふくれ

原 石鼎(1886~1951)

囀(さえずり)が春の季語。囀る、鳥囀るも同意の季語です。
今が1年中で一番鳥の囀りが盛んなころです。雑木林でそれはそれはうるさいぐらいに鳴いています。鳥の声は、地鳴きと囀りに分けられます。地鳴きは、鳥仲間に合図するときであり、囀りは繁殖期に雄が雌に向かって呼びかける求愛の声や、自分の縄張りを仲間に知らせるための声です。人間の耳には春が来た喜びの声に聞こえますね。
この句は見たそのままで、喉を膨らませて鳥が鳴いている様子が伝わってきます。作者はそれを哀れと感じています。春はさまざまな鳥が異性を求めて歌を歌う季節です。
作者はら・せきていの紹介は、2005年10月30日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の鳥」創元社、2007年刊)
・三浦半島の日の出は6時12分、日の入りは17時36分。夜明けがどんどん早くなっています。

投稿者 m-staff : 2012年02月28日 10:05

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