[2012年03月09日]

堀りあてし井戸の深さや竹の秋

長谷川零余子(1886~1928)

竹の秋が春の季語。竹秋、竹の秋風も同意の季語です。
春になると、地中の筍を育てるために、竹は葉が黄ばんできます。それは、他の草木の秋の様子に似ているところから竹の秋と言い、竹の春は秋の季語になります。竹の葉の黄ばむ春を竹の秋と呼んだ昔の人の言語感覚に感心しますね。
この句にある「井戸掘り」は、このごろは見られなくなりました。あっても手掘りではなくボーリングによります。手掘りで井戸を掘っていて、やっと待望の水脈を掘り当て、奥深い井戸の底に水が見え、青空を写しています。折からの風に誘われて竹の落葉が舞い降りて井戸の中に落ちてきます。幻想的な光景ですね。
作者はせがわ・れいよしの紹介は、2006年2月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・今年のマリナーズは打線がいいようです。日本でのアスレチックスとの開幕戦が楽しみ。

投稿者 m-staff : 2012年03月09日 10:33

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