[2012年03月10日]

夕づきや見えねど杉の花粉散る

松村蒼石(1887~1982)

杉の花が春の季語。杉の花粉、花粉症も同意の季語です。
毎年、花粉症に悩まされる私としては、今年は今のところ大きな影響を受けていません。何しろお天気がままならずに洗濯物の乾くのがはっきりしません。
杉は、スギ科も常緑高木。高さは30~40メートル。北海道には杉の木がありませんでした。松と同じく雌雄同株であり風媒花です。雄花は粒状で黄色、枝の先に群がり、風に吹かれて大量の花粉を飛ばします。これが花粉症の原因になります。
以前、伊豆の天城峠で見た杉の花粉の光景は今でも夢に出るほどです。この句は、穏やかな春の夕べ、姿は見えなくても静かに杉の花が散っていると言う様子が浮かび上がってきます。花粉症の人には恐ろしい光景ですね。
作者まつむら・そうせきの紹介は、2006年9月23日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・春の嵐という天気。相模原まで墓参り。

投稿者 m-staff : 2012年03月10日 09:59

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