[2012年04月03日]

わが山河まだ見尽さず花辛夷

相馬遷子 (1908~76)

花辛夷(はなこぶし)が春の季語。
散歩道にある武山幼稚園の庭の辛夷が咲き始めました。毎年咲くのを楽しみにしています。
モクレン科の落葉高木。平地や低山の林に生えたり、庭に植えられたりしています。大きいものでは20メートルにもなります。葉が伸びる前に、枝先に小さな白い花をたくさんつけます。辛夷の名前は蕾の形が赤ん坊の拳の形に似ているからとか果実が拳のようだからともいわれていますね。
この句は二つの意味があります。一つは辛夷の花が咲いたからと言って、私の生きている山河をまだすべて見ていない。もう一つの意味は、作者が病床にあって辛夷が咲いていて、それを見ることがかなわずに、早く元気になって辛夷の咲くのを見てみたいと言う願望にもとれます。
作者そうま・せんしの紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・上巻」創元社、2008年刊)
・低気圧が発達して列島を縦断しています。ご注意ください。
甲子園のセンバツ決勝戦は無理でしょうね。

投稿者 m-staff : 2012年04月03日 10:04

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