[2012年04月09日]

糸桜夜はみちのくの露深く

中村汀女(1900~89)

糸桜が春の季語。枝垂桜、しだり桜、枝垂彼岸、紅枝垂も同意の季語です。
桜の中でもとりわけ美しいのが糸桜ですね。江戸彼岸から生まれた園芸の品種で、花は一重の淡紅色。花期は3月の終りから4月の初めにかけて咲きます。中には20メートルにも及ぶ高木があります。細い枝が糸のように垂れて見事な姿になります。姿が美しいので古くから社寺や庭園に植えられています。
この句は、陸奥に咲く糸桜にさまざまな意味を込められています。今はみちのくと聞けばすぐに反応してしまいますね。静寂の中でライトアップされた糸桜が浮かんでくるようです。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」講談社文庫、1993年刊)
・新聞休刊日。やはり新聞が無いとアナログ人間には手持ち無沙汰。

投稿者 m-staff : 2012年04月09日 09:24

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