[2012年04月13日]

花あしび朝の薬に命継ぐ

角川源義(1917~75)

花あしび(馬酔木)が春の季語。あしび、あせび、あせぼ、あせみ、あしぶなど多数の同意の季語があります。
馬酔木は、葉や木のあたりに有毒成分のアセボトキシンがあって、牛や馬がこの枝や葉を食べると足が酔ったようにふらつくことから「足しびれ」が縮んで「あしび」になったと言われています。
つつじ科の常緑低木。日本原産。山地に自生しますが、庭園や盆栽にもよく見かけます。つぼ状の白い小さな花が咲き、房になって垂れます。白以外の淡紅色の花もあります。古典植物の一つで万葉集にも取り上げられていますね。
この句の作者は病床にあって毎朝薬を飲む生活をしています。窓の外には馬酔木の花が揺れています。言外に早く元気になりたいと言う意志が感じられます。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月 24日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花・春」TBSブリタニカ、2001年刊)
・北のミサイル失敗、春の椿事。人騒がせですね。

投稿者 m-staff : 2012年04月13日 10:57

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