[2012年04月15日]

錨草鳴門の空は渦なさず

磯貝碧蹄舘

錨草が春の季語。碇草も同意の季語です。
ベランダの鉢植えに白い小さな錨草が咲いています。可愛らしい風情に心を打たれます。
メギ科の多年草。高さは30~40センチで茎は3つにわかれして長いハート形の葉をつけます。一般には林のふちや谷、暗い樹の影に咲いています。淡い紫色の花弁が反り返って船の錨のように見え、5~6個の花が風に揺れている様子はとても繊細で愛らしく感じます。根を煎じると強壮の薬になります。
この句は、阿波の鳴門の渦潮と錨草の対比が面白く感じられます。実際に渦潮のこの光景を見て作ったのではないように思われます。
作者いそがい・へきていかんの紹介は、2005年3月6日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」邑書林、1996年刊)
・今日は前日の春の嵐が収まり、晴れ。川越で清水哲男氏の母堂の告別式。連れ合いが出かけました。合掌。

投稿者 m-staff : 2012年04月15日 09:19

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