[2012年04月23日]

目借り時泥縄式の人生よ

榊原風伯

目借り時が春の季語。蛙(かわず)の目借時、めかる蛙も同意の季語です。
春も深くなって眠気をも催すような季節のこと。または、眠くてたまらないような春の夜のことを言います。俗に、蛙が人の目を借りてしまうので、人は眠気を催すのだと言われていますが、「目借り時」は「妻(め)狩時」のことで、異性を求める時期のことを言います。蛙がしきりに鳴き出す時期は人にとっても眠くてたまらない時期なのです。
今日は70歳の誕生日。生れてから25,569日目。拙句を掲載します。「人生七十、古来古希なり」として感謝しさらに長寿を願う祝いの日。実父が69歳で亡くなっていますから、それをこえることが出来ました。健康で居られることを連れ合いに感謝しています。
この句は、自らを振り返って何事もくよくよせずに生きてきました、人生を計画的に生きることなんて無理、万事泥縄式でよろしいと慨嘆しています。
(出典:俳誌「炎環」、2006年6月号より)

投稿者 m-staff : 2012年04月23日 08:41

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