[2012年04月24日]

夕がすみ燈台ともること早し

高浜年尾(1900~79)

夕がすみ(霞)が春の季語。霞、遠霞、棚霞、朝霞、霞立つなど多くの同意の季語があります。
遠くに相模湾が霞んで見えます。この時期の天気は、寒から暖が交互に行きつ戻りつしながら次第に暖へ向かってゆきます。
霞という気象用語はありませんが、一般に詩歌でうたわれている春の代表的な風景です。春に多い水蒸気のために、遠くがおぼろに見えて帯のようなうすい雲が見える状態を言います。秋には霧がありますが、その薄いのが霞となります。
この句は、実際に燈台がいつもより早く燈をともすということではなく、気分的にそう見えると言うのが俳句的表現です。相模湾の葉山から見える赤い「裕次郎燈台」を連想しました。
作者たかはま・としおの紹介は、2005年3月21日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・昨日は雨の中、府中まで出かけました。農業高校の八重桜が見事でした。

投稿者 m-staff : 2012年04月24日 09:25

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