[2012年05月04日]

春惜しみつつ地球儀をまはしけり

長谷川双魚(1897~1987)

春惜しみが春の季語。惜春も同意の季語です。
この季語は、さだかにならぬ胸の思いをとりあえず言葉にしたような感傷的な色の濃い趣がありますね。あわあわとした自然の風物と人事が渾然と交じり合っています。そこで何か具体的な事物をおけばよりいっそう光って見えますね。
この句の地球儀はむかし手元にあり、ぼんやりとよく回して、大きくなったらどこの国へ行こうかと思案した覚えがあります。作者は高校や大学の教師を歴任しました。地球儀が手元に常時あるような生活をしていたことがわかります。
今日は、みどりの日。自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育むとの趣旨から2007(平成19)年から施行されました。
作者はせがわ・そうぎょの紹介は、2006年9月18日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・ようやく雨が上りました。家の中を4歳の男児が走り回っています。元気でよろしい。

投稿者 m-staff : 2012年05月04日 08:55

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