[2012年05月16日]

すずらんのリリリリリリと風に在り

日野草城(1901~56)

すずらん(鈴蘭)が夏の季語。君影草、リリーも同意の季語です。
すずらんは、故郷北海道の花。
ユリ科の多年草。北のほうの山すそや高原に野生し、北海道の十勝地方や八ヶ岳は自生地として知られています。
蘭の字が当てられていますが、蘭の仲間ではありません。姿が愛らしく可憐で、またすてきな匂いがして香水の原料にもなります。盛りには白い釣鐘型の小花をたくさんつけます。ヨーロッパ原産のドイツ鈴蘭が多く見られます。
この句の決め手は「リ」。なんと六つも並べてリズムを作っています。風に揺れている清純な鈴蘭の姿が眼前に浮んできますね。
そういえば「鈴蘭娘」と言う表現がありました。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今日は今年一番の暑さになりそうです。そんな予感がします。

投稿者 m-staff : 2012年05月16日 09:21

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