[2012年05月17日]

黄昏や蕗茹でる水すぐ沸きて

岸田稚魚(1918~88)

蕗(ふき)が夏の季語。蕗の葉、蕗の広葉も同意の季語です。
蕗に油揚げをまぜた煮物が食卓にのぼりました。季節の食べ物ですね。北海道ではよく蕗取りに出かけました。
葉柄の上品な香りが好まれる食用植物です。苦味がかすかにして糸のような筋など、日本料理の代表的な材料。
蕗は早春に土から花茎が出ます。これが蕗の薹で伸びて白い花を咲かせます。花とは別に、長い柄の大きな葉を出し、よい香りなので葉柄を食用にします。
この句は、夕方の台所の料理のひとこまをよくとらえています。蕗を茹でている音まで聞こえてくるようですね。
作者きしだ・ちぎょの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・テキサスは暑い。ダルビッシュはがんばっています。

投稿者 m-staff : 2012年05月17日 10:12

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