[2012年06月02日]

牡丹や富むといふこと美しく

遠藤梧逸(1893~1989)

牡丹が夏の季語。ぼうたん、白牡丹、緋牡丹、黒牡丹、深見草、富貴草なども同意の季語です。
ぼたんは、大きな華麗な花を咲かせます。花の王と呼ばれる所以ですね。中国から平安時代に薬用として渡来しました。江戸時代にはすでに150種以上の品種が知られています。色は、紅色、緋色、淡紅色、白色など多彩です。気品の高い白牡丹、濃い真紅の黒牡丹などがあります。
この句から察するところ、「富むといふこと美しく」は、経済学でいえば、「収穫逓増の原理」というのがあり、「持てる者はさらに与えられる」と定義されています。富者はますます富者となるということです。ぼたんの世界にもこの言葉を贈りたくなりますね。この句の「牡丹」は、「ぼうたん」と呼びます。
作者えんどう・ごいつの紹介は、2006年10月16日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今日は目白の学習院まで出かけます。8月4日の田中先生7回忌の準備のためです。

投稿者 m-staff : 2012年06月02日 09:40

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