[2012年06月09日]

初鰹襲名いさぎよかりけり

久保田万太郎(1889~1963)

初鰹が夏の季語。初松魚も同意の季語です。
今年の鰹は、もう2週間前に美味しくいただきました。去年は大震災があり、初鰹どころではありませんでしたね。鰹は南海にいる魚で青葉の頃に関東近海にやってきます。遠州灘をこえて伊豆半島を回る頃からあぶらがのって味が良くなるので鰹漁が行われます。
さて、6月5日に東京の新橋演舞場で歌舞伎の襲名披露が行われました。市川亀治郎が四代目市川猿之助、俳優の香川照之が九代目市川中車、三代目市川猿之助が二代目市川猿翁、香川の8歳の長男が五代目市川団子。演舞場の舞台から客席の隅々まで凛とした口上が響き渡りました。
この句は1952(昭和27)年の作で、前書きに「市川男女蔵改め三代目市川左團次におくる」とあります。初鰹も襲名もいさぎよいのが特徴ですね。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:「久保田万太郎全句集」中央公論社、1971年刊)
・国論真っ二つの大飯原発再稼動。野田さんも苦渋の選択。動かすしかないか。

投稿者 m-staff : 2012年06月09日 09:53

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