[2012年06月14日]

草に咲くあやめかなしく旅遠し

富安風生(1885~1979)

あやめが夏の季語。花あやめ、紅眼蘭も同意の季語です。
あやめは草原の植物。緑色の剣状の葉の間から30~60センチの緑色の円柱形の花茎を伸ばし、紫色の優美な大きな花を咲かせます。
あやめ科の多年草。日本全土の原野はもとより大陸の朝鮮半島、中国北部、シベリアまで広く分布しています。あやめとかきつばたの相違は、あやめは野のもの、かきつばたは水中、水辺と分類できます。あやめは「文目」の意味で、花のまわりには網状の美しい文様にあります。
この句は、あやめの美しい姿に寄せて、作者の旅へ出かけたい思いが伝わってきますね。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今朝方、府中で弔事が起り、これから出かけます。

投稿者 m-staff : 2012年06月14日 09:06

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