[2012年06月16日]

栗咲く香この青空に隙間ほしい

鷲谷七菜子

栗咲くが夏の季語。栗の花、花栗も同意の季語です。
14日に東京府中市で栗の花がたくさん咲いているのを見かけました。
栗はブナ科の落葉高木。栗はもとから日本の特産品で、昔から鉄道の枕木とか家の土台としてとても大事な材料でしたが、戦後は栗山は少なくなり、食用の実を取るために改良されて、畑に栽培されるものが増えました。5月から6月にかけて花の時期になると青臭い強い香りを発します。栗の花の強烈な匂いはたまりませんが、白い髪に覆われたような姿は遠くから見るとなかなか風情があります。
この句は、栗の花の強い匂いにあきれている作者の気持ちが良く伝わってきます。
作者わしたに・ななこの紹介は、2006年3月9日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・上巻」創元社、2008年刊)
・府中にいます。夕刻からお通夜です。紫陽花がきれいに咲いています。

投稿者 m-staff : 2012年06月16日 09:29

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