[2012年06月17日]

かすかにも顔明りあり五月闇

鈴木花蓑(1881~1942)

五月闇が夏の季語。梅雨闇、夏闇も同意の季語です。
この句は、梅雨時の月の出ていない夜の真っ暗な闇と、雨が降っていたり、雲が厚く垂れ込めていて、どんよりとした真昼の薄暗さとの両方を指しています。現代の明るい照明の当る世界では闇の実感が湧きませんが、明るさと暗さの微妙な変化が与える心理的な面をとらえた句が多く作られています。
この句は、五月闇の中でそこにいる一人の顔に焦点をあてて、巧みに表現しています。
今日は父の日。ここのところは「笹かま」を頂いています。
作者すずき・はなみのの紹介は、2006年1月27日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・今日は父の日、二人の息子と葬儀に参加しています。

投稿者 m-staff : 2012年06月17日 09:32

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