[2012年06月18日]

小判草ゆつくりと揺れ迅く揺れ

清崎敏郎(1922~99)

小判草が夏の季語。俵麦も同意の季語です。
道端で風にゆらゆらと揺れている様子はとても愉しく映ります。
イネ科の1年草。ヨーロッパが原産。日本へは明治時代の初めに観賞用として渡来しました。現在は本州の中部地方から南に野草化しています。高さは30~70センチで麦のような葉を伸ばして、初夏には小判に似た面白い形をした小さな穂をいくつもつけます。この穂の始めは淡い緑色で、それが次第に黄褐色になり、ますます小判のように見えるようになります。
この句は見たそのまま素直に表現しています。きらきらと光って揺れているさまが本当の小判のように見えてくるから不思議ですね。
作者きよさき・としおの紹介は、2006年3月16日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」創元社、2005年刊)
・16日の横浜句会は弔事で欠席し、投句だけになりました。その句が当日の最高点句との連絡を受けました。
浴衣着てをんな発光体となり  風伯

投稿者 m-staff : 2012年06月18日 09:34

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