[2012年07月11日]

黴びし物錆たる物と寂かなり

相生垣瓜人(1898~1985)

黴(かび)が夏の季語。
青黴、毛黴、麹黴、黒黴、白黴、黴の香なども同意の季語です。
マンションは密閉性にすぐれているせいか、梅雨時の家の中は黴臭くて閉口します。日光に当てるのが黴の胞子を退治する簡単な方法ですが、晴れの日が少なくて水分、養分、湿度などが黴に都合のよいのが黴のシーズンの特徴ですね。飲食物、皮製品、紙製品などに取り付いて何にでも生えます。特に汚れた物に多く発生します。
黴は、下等菌類の中の糸状菌で糸状の菌糸をもととする簡単な仕組みのものです。
この句の「寂(しず)かなり」がいいですね。人間にとって役に立つ麹黴、黒黴、青黴の存在も忘れてはなりませんね。
作者あいおいがき・かじんの紹介は、2005年6月19日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・久しぶりに富士山が顔を見せています。頂上付近にはまだ雪が残っています。テレビでは大リーグのオールスターゲームをやっています。ダルビッシュがベンチで観戦しています。

投稿者 m-staff : 2012年07月11日 10:08

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