[2012年07月12日]

夏草をちぎれば匂う生きに生きん

細見綾子(1907~97)

夏草が夏の季語。夏の草、青草も同意の季語です。
コンクリートに囲まれて生活をしているとその隙間から雑草が勢いよく茂っています。草はまったく生命力の強い存在ですね。
夏草は、夏の勢いよく茂る草のことをいいます。植物の成長にとって夏は最もよい季節で、特にさまざまな草にとっては炎熱と光り溢れる夏は生命を謳歌する絶好の機会です。
この句は、繁茂している夏草を試みにちぎってその匂いをかげばこれぞ命のもとと作者は感じています。まさにその通りの実感を詠っていますね。作者は90歳まで長命しました。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・梅雨明けの頃には各地で集中豪雨が発生します。特に今年は熊本、大分がひどいようです。河川の近くの皆さんが避難をしています。

投稿者 m-staff : 2012年07月12日 09:23

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