[2012年07月13日]

豆飯や佳きことすこしづつ伝へ

上田日差子

豆飯が夏の季語。
豆飯は、そらまめ、青えんどう(グリーンピース)などを、うすく塩味をつけて炊き込んだご飯です。枝豆を炊き込んで作ることもありますが、色と言い味と言いなかなかのものですね。
我が家でも連れ合いの暇のときに食卓に登場します。グリーンピースの嫌いな子には可哀そうですが、季節感もあって乙なものです。
この句は、年若い母親の愛情がいっぱいにつまった豆飯で子どもの笑顔が浮んできます。ありがとうなどと「佳(よ)きことすこしづつ」子どもに教えるという姿勢に共感します。清清しい句ですね。
作者うえだ・ひざしは、1961年静岡県生まれ、18歳から俳人の父、上田五千石につき俳句を始めました。青春の情意溢れる句を作り、結婚後は子を育てる母親の眼差しから句を作っています。句集に「日差集」があります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・今日は13日の金曜日。梅雨時の水害がひどくならないように祈っています。

投稿者 m-staff : 2012年07月13日 09:22

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