[2012年08月13日]

独り出て道眺めゐる盆の父

伊藤道明

盆が秋の季語。盂蘭盆会、新盆、迎盆、盆祭なども同意の季語です。
本来は7月13日から15日(または16日)までの魂祭のことですが、地方によっては8月13日に月遅れで行うところが多くあります。正月と並んで1年の前後を分ける大事な節日になります。
13日の夕方に迎え火を焚き、祖霊をむかえ、16日の朝に供え物を川に流し、送り盆をします。霊棚には初物の野菜やなすの牛、きゅうりの馬などを供えます。家族が集って先祖の霊を祭るのはなつかしく心にしみる行事です。
この句は、お盆にあたって、作者の父が道に一人で出て祖霊を迎えている光景を詠っています。盆であることが大事でそうでなければ何の変哲も無い光景ですね。
作者いとう・みちあきの紹介は、2006年6月16日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・ロンドン五輪が閉幕。38個のメダルを胸に堂々とお帰りください。よくやりました。

投稿者 m-staff : 2012年08月13日 19:10

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